台風30号の死者・行方不明者 9

台風30号の死者・行方不明者 9

比台風死者4460人に=米空母到着、救援急ぐ―被災者1千万人超―食料・燃料不足
時事通信 11月15日(金)8時23分配信

 【タクロバン(フィリピン中部レイテ島)時事】国連人道問題調整事務所(OCHA)は15日、フィリピン政府からの報告として、猛烈な台風30号による死者が4460人に上ったと発表した。被災者も1180万人に達した。

台風が直撃した中部レイテ島沖には同日朝までに米空母「ジョージ・ワシントン」などが到着。日本政府の国際緊急援助隊(岩上憲三団長)医療チームも最大の被災地タクロバン市内で始動するなど、国際人道支援活動が本格化してきた。

 被災から1週間がたつが、救援の遅れから被災地では食料不足が深刻化。フィリピン社会福祉開発省のまとめた数字としてOCHAが明らかにしたところでは、約92万1200人が避難を余儀なくされ、家屋24万3600戸が損壊した。

 タクロバンでは、燃料が数日以内に底を突く恐れがある。レイテ島のほかサマール島でも、輸送トラックの不足に加え、道路が寸断され、支援物資の搬送は難航している。

 ジョージ・ワシントンは食料や浄水器、支援活動に使う機器を満載している。現地で活動中の海兵隊員らと合流し、高潮や土砂崩れで寸断された道路の復旧や救助活動に当たる。英政府も14日、空母「イラストリアス」を追加投入すると発表した。

 被災地の衛生環境も悪化しており、日本の医療チームは診療所を開き、医療支援を行う。最大1000人規模の自衛隊派遣も準備中で、フィリピン政府から正式要請があり次第、日本を出発する。

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