台風30号 11月15日~16日

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<比台風>直撃から1週間 復興への動き少しずつ
毎日新聞 11月16日(土)12時12分配信

 【タクロバン(フィリピン中部レイテ島)袴田貴行、オルモック(同)佐藤賢二郎】台風30号の直撃を受けたフィリピン・レイテ島で、復興に向けた動きが少しずつ始まっている。壊滅的被害を受けた同島東部タクロバンでは、市場の営業が一部再開し、住民の間に笑顔も見られた。

営業が始まったのは海沿いにあるタクロバン最大の市場「メルカード」。比較的被害の小さかった裏通りには16日朝、バナナやカボチャ、ニンニクなどの野菜類や、インスタント食品や衣類を販売する約30の屋台が並んだ。

以前は肉、魚、野菜、米、薬などを売る100以上の屋台が並んでいた。台風で周囲はがれきの山となり、近くの商店などでは略奪も横行した。

 子供服を売っていたデイセリー・リレーラスさん(40)は「商品が全部ぬれてしまったが、洗濯をして4日前から営業を再開した。タクロバンの復興に少しでも貢献していきたい」と話した。

 レイテ島西岸のオルモックでも、復興に向けた動きが少しずつ始まっていた。道路をふさぐように倒れた大木の枝を切り落とす男性がいた。メルチョス・オタヤスさん(32)は、通り沿いの屋台で果物屋を営んでいた。

自宅は屋根が吹き飛んだ。修理には金がかかる。だが、倒木が邪魔で店を再開できないため、自力で撤去作業を始めた。「一日も早く仕事を再開したい」と話した。

 小さな路地では衣料品店を営むビビン・コロスさん(55)が、豪雨でぬれた商品の衣類を無料で配っていた。店が全壊し、再建のめどはたたない。それでも「被災から1週間。これを機に復興に向けて再出発したい」と、力強く語った。

12~28歳の8人の子供がいるデリタ・リニハンさん(52)は子供服10着を選んだ。「家は全壊し、服も残っていない。夫が働くサトウキビ畑も被害を受け収入がない。本当に助かった」と笑顔をみせた。

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比台風、死者・不明4823人に…41邦人不明
読売新聞 11月16日(土)21時23分配信

 【マニラ=梁田真樹子】フィリピン中部の台風被害で、同国国家災害対策本部は16日夜、死者が3637人に達し、行方不明の1186人と合わせて計4823人になったと発表した。

 被災地で各国の支援が本格化するなか、自衛隊国際緊急援助隊は、10人が16日、最も被害が大きいレイテ島タクロバンへ到着。

隊員の一人、山崎俊宏・2等陸佐は現地入りに先立ち、「住民のニーズを把握し、多くの人を助けたい」と語った。別の10人も17日にセブ島北部タボゴン入りし、それぞれ17日から負傷者の治療などを本格化させる。

 日本の民間主体の国際緊急援助隊・医療チームも16日、タクロバンで診療を継続した。

 在マニラ日本大使館によると16日夜現在、レイテ島とサマル島の在留邦人のうち41人と連絡がとれず、安否確認を続けている。

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<比台風>診療待つ被災者の長蛇の列 医療支援開始
毎日新聞 11月16日(土)20時39分配信

【タクロバン(フィリピン中部)袴田貴行】フィリピン・レイテ島のタクロバンに16日、自衛隊国際緊急援助隊の医療チームが到着した。早速、タクロバン空港内で医療支援活動を開始。診療を待つ被災者の長蛇の列ができた。

【道路脇に置かれた板には「助けて、食料を」】台風30号で甚大な被害を受けたタクロバンの様子

 この日タクロバン入りしたのは医師や看護師など隊員10人。セブからオーストラリア空軍の輸送機に搭乗し、16日夕にタクロバン空港に着いた。

 空港内にテントで拠点を設営して健康診断を始めると、小さな子どもを抱えた母親らが列をなして下痢や発熱を訴え、隊員から薬の処方を受けていた。

診断を受けた男児(6)の母親オーディレリン・ゲリオラスさん(34)は「2日前から息子が風邪を引いて発熱し、医者もおらず薬もなく困り果てていた。本当にありがたい」と話していた。

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フィリピン:犠牲者数、政府と国連大きな差 過小評価説
毎日新聞 2013年11月15日 21時53分(最終更新 11月15日 23時47分)

 【セブ(フィリピン中部)岩佐淳士】フィリピン中部を直撃した台風30号による犠牲者数をフィリピン政府が「過小評価」しているのではないかとの見方が出ている。

 現地メディアによると国家災害対策本部は15日、確認された死者数は3621人だと発表。一方、国連は14日、4460人だと明らかにし、大きく食い違った。

 政府は慎重に確認作業をしているためとみられるが、当初「死者数が1万人を超える」と発言した地元警察当局者が解任されるなど、疑惑は強まるばかりだ。

 フィリピン国家災害対策本部の担当者は15日、国連人道問題調整事務所(OCHA)が発表した4460人を「事実と違う」と否定した。しかし、OCHAはフィリピン政府からの情報としている。

 被災後、地元当局者らから死者数が1万人を超えるとの観測が出ていた。しかし、アキノ大統領は12日「1万人は多すぎる」と発言し、2000〜2500人とする見通しを示した。

地元紙フィリピン・スターは15日、「(壊滅的な被害を受けた)レイテ島・タクロバンだけでも死者が1万人を超える可能性がある」と語った警察当局者が「休養」を理由に「更迭」されていたと報じた。

 フィリピン国家警察は、今回の人事と発言は無関係だとする一方で、ある幹部は「不明確な数字や臆測を述べるのではなく、実際に確認した数字を信頼すべきだ」と強調した。

 ただ、被災地の多くで確認作業は進んでおらず、実際は政府の発表を大きく上回るとの見方が強い。

 最大の被災地、レイテ島のタクロバン近郊から15日にセブへ避難したエルマー・エルミドさん(47)は「自宅周辺の地域だけで信じられない量の死体をみた。

アキノ大統領は2500人と言うが、そうは思えない。なぜそんな見通しなのか分からない」と話した。

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<比台風>直撃から1週間 復興への動き少しずつ
毎日新聞 11月16日(土)12時12分配信

 【タクロバン(フィリピン中部レイテ島)袴田貴行、オルモック(同)佐藤賢二郎】台風30号の直撃を受けたフィリピン・レイテ島で、復興に向けた動きが少しずつ始まっている。壊滅的被害を受けた同島東部タクロバンでは、市場の営業が一部再開し、住民の間に笑顔も見られた。

営業が始まったのは海沿いにあるタクロバン最大の市場「メルカード」。比較的被害の小さかった裏通りには16日朝、バナナやカボチャ、ニンニクなどの野菜類や、インスタント食品や衣類を販売する約30の屋台が並んだ。

以前は肉、魚、野菜、米、薬などを売る100以上の屋台が並んでいた。台風で周囲はがれきの山となり、近くの商店などでは略奪も横行した。

 子供服を売っていたデイセリー・リレーラスさん(40)は「商品が全部ぬれてしまったが、洗濯をして4日前から営業を再開した。タクロバンの復興に少しでも貢献していきたい」と話した。

 レイテ島西岸のオルモックでも、復興に向けた動きが少しずつ始まっていた。道路をふさぐように倒れた大木の枝を切り落とす男性がいた。メルチョス・オタヤスさん(32)は、通り沿いの屋台で果物屋を営んでいた。

自宅は屋根が吹き飛んだ。修理には金がかかる。だが、倒木が邪魔で店を再開できないため、自力で撤去作業を始めた。「一日も早く仕事を再開したい」と話した。

 小さな路地では衣料品店を営むビビン・コロスさん(55)が、豪雨でぬれた商品の衣類を無料で配っていた。店が全壊し、再建のめどはたたない。それでも「被災から1週間。これを機に復興に向けて再出発したい」と、力強く語った。

12~28歳の8人の子供がいるデリタ・リニハンさん(52)は子供服10着を選んだ。「家は全壊し、服も残っていない。夫が働くサトウキビ畑も被害を受け収入がない。本当に助かった」と笑顔をみせた。

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