台風30号 11月11日~11月12日

台風30号、ベトナムに上陸 13人死亡
< 2013年11月11日 15:12 >

 フィリピンで壊滅的な被害を出した台風30号は11日、ベトナムに上陸し、13人が死亡している。

 11日、台風30号が上陸したベトナムでは強い雨や風に見舞われ、ロイター通信は国営メディアの話として、これまでに13人が死亡したと伝えている。

台風30号は日本時間11日午後1時半現在、中国南部を時速20キロで北へ進んでいる。一部で停電も起きるなど影響が広がっているが、勢力は弱まっていて、11日夜には熱帯低気圧に変わる見込み。

 一方、8日に台風30号の直撃を受けたフィリピンのレイテ島などでは、海水が町に流れ込むなどして壊滅的な被害が出た。死者数について、フィリピンの国家災害対策局は、これまでに255人が死亡、960万人以上が被災したとしている。また、現地の警察は、レイテ島だけで死者が1万人に達する見通しだとしている。

 フィリピンの被災地にはアメリカ軍が支援のために向かっている他、各国のNGOも救援物資を届ける活動を始めているが、いまだに連絡が取れない地域もあるということで、被害はさらに拡大する可能性がある。

   日テレニュースからです

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フィリピンに熱帯低気圧接近 二次災害に警戒 

朝日新聞デジタル 11月12日(火)16時32分配信

 【タクロバン=都留悦史、マニラ=翁長忠雄】台風30号で壊滅的な被害がでているフィリピンのアキノ大統領は11日夜、「国家災害宣言」を発令した。

被災地では交通網が破壊されたため支援物資がなかなか届かないうえ、熱帯低気圧が接近しており、雨による二次災害も懸念される。

 国家災害宣言により、政府がインフラ復旧や被災者支援のための予算措置をとるほか、自治体、被災者向けの無利子融資、生活必需品の価格凍結などの措置を講じる。

 台風被害が集中したレイテ州の州都タクロバンでは、空港で避難のための航空機を待つ住民が長蛇の列をつくっている。ガソリンが不足し、車はあっても移動が難しく、支援物資は各地に行き届いていない状況だ。

また、11日夜から12日午前にかけて断続的に雨が降っており、「また被害が出るのでは」と懸念する声が広がっている。
.朝日新聞社

   ヤフーニュースからです。

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ベトナムでは死者13人=台風30号
時事通信 11月11日(月)15時27分配信

 【ハノイ時事】国営ラジオ「ベトナムの声」放送は11日、ベトナム北東部に上陸した台風30号の暴風雨で、少なくとも13人が死亡、81人が負傷したと伝えた。その後、台風は中国南部の広西チワン族自治区に抜け、中国でも被害が広がっている。

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<フィリピン>道端に多くの遺体放置…想像超える被害状況
毎日新聞 11月12日(火)21時26分配信

 【セブ(フィリピン中部)袴田貴行、岩佐淳士】台風30号で壊滅的な被害を受けたレイテ島の中心都市タクロバンから軍の輸送機でセブ市に逃れた82歳の女性が12日、取材に応じた。

女性は多くの遺体が放置された道を6時間かけて歩き、ターミナルの屋根が吹き飛んだ空港で一夜を明かした末、ようやくタクロバンを脱出した。

「人々は空腹で殺気立ち、とても恐ろしかった」。現地の想像を超える凄惨(せいさん)な状況が浮かんだ。

 取材に応じたのは、タクロバン郊外に自宅があるホリタ・ラトハさん。

 台風は8日朝にタクロバンを直撃した。ラトハさんの自宅は腰のあたりまで海水が流れ込み、屋根は暴風で吹き飛んだ。どこに逃げていいか分からず、同居する息子一家らとともに備蓄してあった食料でしのいでいたが、まもなく食料は底をついた。11日早朝、息子一家と徒歩で空港を目指した。

 道路には、空港に向かう人々と食料を確保するため街へ向かう人々が、それぞれ列をなしていた。道の周囲には多くの遺体が放置されていた。「ひどい悪臭で、目をそらしながら約6時間、必死に歩きました」

 空港では、既に多くの家族連れらが島外に脱出するため、民間機や軍輸送機への搭乗を待ってごった返していた。いつ乗ることができるか分からない。

だが、約1週間前に高血圧などの治療を受けて退院したばかりで、自宅に戻る体力はない。やむを得ず屋根のなくなった施設で、雨にぬれながら一夜を明かした。

 翌朝、震えているところを軍関係者に発見された。一家の中で、1人だけ輸送機への搭乗を許された。「自分が高齢だから優先してもらえた」。息子一家とは、離れ離れになってしまった。自分は運よく助かったが、息子たちを思うと胸がつぶれそうになる。

 タクロバンでは食料や水が不足し、住民らが商店に押し入り、物資を奪っている。やっと身を落ち着けたセブの親戚宅で、ラトハさんはおびえた表情で言った。

「こんな経験はしたことがない。今のタクロバンは危険で、何もない。復興しようにもどうすることもできない」

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遺体回収進まず・感染症の恐れも…比被災

読売新聞 11月12日(火)20時36分配信

 【マニラ=鈴木隆弘、梁田真樹子】猛烈な台風30号の直撃から4日過ぎたフィリピン中部の被災地では12日、遺体の腐敗が進んで悪臭が漂うなど、衛生環境の悪化に対する懸念が広がっている。

 被災地は高温、多湿の気候に加え、熱帯低気圧の接近で雨も降り、感染症の発生の危険性も指摘されている。

 「被災者の生活環境は悪化するばかりだ」。フィリピン衛生当局の広報官は12日、本紙に対し、被災地の衛生環境が悪化している状況に懸念を表明した。

 特に深刻な状況になっているのは、遺体の回収が進んでいないことだ。政府発表の死者数は、被災地全体で1774人だが、甚大な被害が出た中部レイテ島のタクロバンだけで1万人を超えるとの指摘も出ている。.

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青年海外協力隊員、台風30号の脅威を話す
日本テレビ系(NNN) 11月12日(火)2時53分配信

 今年発生した中で最も勢力が強いといわれる台風30号。フィリピン・レイテ島などは、壊滅的な被害を受け、死者の数が1万人を超える恐れも出ている。首都のマニラから山崎大輔記者が報告する。

 レイテ島のタクロバンで被災した青年海外協力隊員がマニラに戻り、「7階建てくらいのホテルの3階に宿泊していたが、強風でホテルが震度3~4くらいの揺れで2時間あまり揺れていた。

部屋から人が流されている様子が見えた」と当時の状況を話している。

 地元メディアによると、国家災害対策本部の報道官は「死者が1774人に達し、ケガ人が2487人、行方不明者が82人」と発表したという。

 フィリピンのアキノ大統領は、11日夜のテレビ演説で国家災害事態を宣言した。タクロバンでは商店が襲撃されるなど治安が悪化していることから、フィリピン政府は警察官800人を派遣した。

 アメリカの海兵隊が11日に救援活動を開始するなど、これまでに22か国が支援を表明し、各国の救援活動も本格化してきた。

日本緊急援助隊もマニラに到着し、12日、タクロバンに入る予定。

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