ウクライナ情勢 9月10日~9月14日 ロシアが人道支援だが

ウクライナ情勢 9月10日~9月14日 ロシアが人道支援 

 

ウクライナ>「地位法案」来週提出…親露派地域の暫定体制

毎日新聞 9月10日(水)21時18分配信



【モスクワ真野森作】

ウクライナのポロシェンコ大統領は10日、停戦が続く同国の東部情勢について、「ロシア軍部隊の70%は国境の外へ撤退した」と述べ、事態が安定する方向に向かっているとの見方を示した。

また、停戦合意に基づき、東部の親露派支配地域に「特別な地位」を与える法案が「来週に提出される」と明言した。ウクライナのメディアが伝えた。

ただ、親露派側は再び「独立」を主張しており、和平交渉は難航しそうだ。

 ロシア軍部隊は8月下旬までにウクライナ東部に数千人規模で侵攻したとみられ、政府軍に押されていた親露派側が反転攻勢に転じた。

ロシアは侵攻を否定しつつ、緊張緩和に前向きな姿勢を示している。プーチン露大統領は9日、ポロシェンコ氏との2日連続の電話協議で停戦順守の状況を確認し合った。

 一方、親露派地域の地位に関する法律の制定は、和平へ向けた措置の一つとして合意文書で規定された。特別な地位は「地方自治における暫定体制」と表現されており、ポロシェンコ氏は10日、「連邦制でも領土割譲でもない」と強調した。

 だが、ロシアメディアによると、東部ドネツク、ルガンスク両州の親露派指導者らは10日、「州全域での独立を主張する」と述べ、要求を一変させた。

 ポロシェンコ氏はまた、親露派側が拘束していた政府側将兵をこれまでに約700人解放し、週内にさらに500人が解放される見通しだと述べた。8日に「1200人が解放された」と述べていたが、修正した。
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ロシア軍、7割が撤退=緊張緩和に寄与と歓迎―ウクライナ大統領

時事通信 9月10日(水)19時47分配信


 【モスクワ時事】
ウクライナのポロシェンコ大統領は10日、情報機関からの報告として、ウクライナ領内に侵入していたロシア軍部隊の70%が領外に撤退したと明らかにするとともに、東部の緊張緩和に寄与すると歓迎の意を表明した。閣議での発言としてウクライナのメディアが伝えた。
 
 ロシアのプーチン政権は軍事介入自体を認めておらず、撤退情報も確認していない。また、親ロシア派は5日の停戦合意に基づく撤退に応じていないため、ウクライナ軍と親ロ派が対峙(たいじ)する状況は続きそうだ。

  (ヤフーニュース ヨーロッパ  国際総合からです)

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氷点下の中、行列も…ビッグマックがロシアから姿を消す日

 

産経新聞 9月10日(水)21時0分配信

 ソ連崩壊前後、モスクワ名物の一つといえばマクドナルドだった。1号店は1990年1月にオープン。共産党政権が崩壊したのはその1年11カ月後である。

 

人々は、資本主義の味を求めて行列を作った。初日には氷点下10度にもなる極寒の中、5千人が並び開店を待ったという。

 

ビッグマック、フライドポテト、コカ・コーラのセットは当時の庶民にとっては高根の花。しかし、店にはあこがれの米国文化に触れようとする人々の熱気があふれた。

 数々の逸話が語り継がれている。並ぶだけのアルバイトも存在したし、ハンバーガー食べたさにシベリアから飛行機でやってきたお金持ちもいたという。

 何よりもマクドナルドの店員の笑顔は、上から目線でお高くとまったソ連式の無愛想な店員たちに変革をもたらした。心地よいサービスを提供することの商習慣は、この店から始まったと言っても過言ではない。

 ウクライナ情勢にからんでロシアの反米感情が広がる中で、マクドナルドが苦難に直面している。1号店は衛生管理に問題があるとして、営業停止に。

 

理由はともかくとして、多くの人が米国の象徴をプーチン政権が標的にしていると感じている。ビッグマックがロシアから姿を消すのなら、それは第2の冷戦が再来するときだろう。決してジョークではない。(佐々木正明)

  (ヤフーニュース ヨーロッパからです)

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こんにちは。

 

ロシアではマクドナルドが憧れの国の

味だったということですね。そして、

接客のマナーを変えたということでもあります。

 

1917年にロシア帝国時代が終り、それから

間もない1922年にソビエト連邦が成立している

のですが、1721年にロシア帝国が成立した頃の

接客の状態が続いたとしたら、マクドナルドが

モスクワに進出した時は、200年~300年前と

あまり変わっていなかったかもしれません。

 

1990年の極寒の中にできたマクドナルドの行列は、

文明開化の匂いだったかもしれません。

これから逆行するかしないかは分かりませんが、

マックは何かと政治的な標的にされる感じですね。

庶民にとってはちょっとした楽しみのように

思うのですが。

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ロシア軍の7割が撤退 ウクライナ大統領

 

CNN.co.jp 9月11日(木)10時49分配信

 

キエフ(CNN) ウクライナのポロシェンコ大統領は10日、同国東部に侵入していたロシア軍の約70%が国境の外へと撤退したとの見方を示した。国営通信社が伝えた。

「和平に向けた明るい見通しがあるという新たな希望だ」とポロシェンコ大統領は閣議で述べたという。

ウクライナ政府と同国東部の親ロシア派武装勢力との間では5日に停戦協定が結ばれた。

その一方でウクライナ政府と欧米諸国は、ロシア軍がウクライナ領内に侵入したと非難。ロシア政府は、侵入の事実はないと繰り返し否定している。

ロシアのウシャコフ大統領補佐官(外交担当)はインタファクス通信に対し、プーチン大統領とポロシェンコ大統領が9日夜に電話会談を行ったことを明らかにした。

「停戦の監視状況に対しては、わが国からもウクライナ側からも全体として満足の意が示された」とウシャコフ補佐官は述べた。

一方、欧州連合(EU)はロシアに対する追加制裁を決めたものの、今週に入って発動を先送りすることを決定。11日に再び加盟28カ国による協議で検討を行う予定だ。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

 

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ロシア軍、極東で大規模演習=戦時想定、北方領土でも

時事通信 9月11日(木)16時1分配信

 【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領はモスクワ時間11日午前10時(日本時間午後3時)から、戦時を想定の下、極東などで大規模軍事演習を行うよう抜き打ちで命じた。臨戦態勢を点検する。ショイグ国防相が発表した。


 中ロ国境や北東アジアを管轄する東部軍管区(司令部ハバロフスク)の全部隊約10万人が対象。9月中旬の実施が事前予告され、日本が強く警戒していた大規模軍事演習「ボストーク2014」とみられる。期間は18日まで。


 今回は戦時を想定し、幹線道路・鉄道の通行制限や、民間船舶の接収などの訓練も行う。最高司令官プーチン大統領はショイグ国防相に対し、産業貿易省、通信情報省、運輸省や極東などの地方・州との連携を確認するよう指示した。

 

 北方領土の国後、択捉両島に駐留するロシア軍部隊も、8月中旬に続いて軍事演習に入るもようで、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島編入や東部危機をめぐる制裁の応酬で悪化する日ロ関係に影を落とすのは必至だ。

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ロ軍1000人、なおウクライナに=NATO

時事通信 9月11日(木)21時58分配信 

 【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構NATO)軍当局者は11日、ウクライナ東部に依然として約1000人のロシア軍部隊が残っているとの見方を示した。国境付近には、さらに2万人の部隊が展開していると分析した。

 当局者はまた、ロシアは親ロシア派武装勢力に対し、高度な軍需品の提供を続けていると指摘。「NATO加盟国はロシアに対し、国際社会やウクライナ政府と協調し、危機の政治的解決に向けて取り組むよう求める」と述べた。

   (ヤフーニュース 国際総合からです)

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ウクライナ情勢>EU対露追加経済制裁 資金調達禁止など

毎日新聞 9月12日(金)20時52分配信

 【ブリュッセル斎藤義彦】

ロシアがウクライナ東部に軍事介入している問題で、欧州連合(EU)は12日、ロシアの石油大手や軍事企業を対象に、EU域内での資金調達禁止を柱とする追加経済制裁を発動した。

 

米国も12日、金融、エネルギー、防衛の各分野で制裁の具体策を発表した。欧米は足並みをそろえ、ロシアに対し、ウクライナ東部の停戦だけでなく、不安定化工作をやめるよう圧力をかけた。 

ロシアは報復として自動車や軽工業品などの輸入制限を行う方針で、欧米とロシアの制裁合戦がエスカレートしそうだ。

 EUは12日の官報で、露石油大手ロスネフチとガスプロムネフチ▽石油パイプラインを扱うトランスネフチ▽ミグ戦闘機などを製造する統一航空機製造会社など軍事3社--によるEU域内での資金調達を禁止。
 

小銃を生産するカラシニコフ社など9社に対しては、軍事転用できる民生品の販売や技術提供、融資を禁じた。

 EUはまた、貯蓄銀行(ズベルバンク)など政府系金融機関5行への融資を禁止。深海や北極海での石油生産、シェールオイル開発などの技術援助も禁じた。

 このほか、ロシアが一方的に編入したウクライナ南部クリミア半島で利益を得たり、親露派武装勢力に参加・支援したりしたとして、ジリノフスキー・ロシア自民党党首▽プーチン大統領ソ連国家保安委員会(KGB)時代からの友人チェメゾフ氏--など24人に資産凍結や渡航禁止の個人制裁を実施した。

 ただ、ロシアが和平に貢献する場合、制裁を停止・修正できるとしており、月末に制裁を見直す。

 米国の追加制裁対象はガスプロム貯蓄銀行など、防衛、金融、エネルギー分野の主要企業で、すでに制裁を受けていた企業も含む。

 ウクライナ東部では5日から停戦が続いているが、ロシアが約束した全欧安保協力機構(OSCE)による停戦・国境監視や、親露派武装勢力武装解除、官庁占拠中止などは実施されていない。
 

このため、EUはロシアの不安定化工作が続いているとの判断から追加制裁に踏み切った。

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ロシア、対ロ制裁強化を「非生産的で対立的」と強く非難

CNN.co.jp 9月13日(土)12時15分配信

(CNN) ロシアは12日、オバマ米大統領が前日にロシアに対する制裁強化の方針を明らかにしたことに対し、米国は再び危機を増大させ、ウクライナが平和を取り戻す機会や「世界的安定」を模索する動きを台無しにしている、と激しく非難した。

オバマ大統領は11日、ウクライナで違法行為を続けるロシアに対し、欧州連合と連携して行っている制裁をさらに強化すると発表した。

米国とその同盟国は、ロシアが、ウクライナ東・南部で分離独立を求めてウクライナ軍と戦っている親ロシア派を暗に、あるいは明確に支援していると非難しているが、ロシア政府は、精神的支援は認めつつも、直接的な関与は否定している。

ロシア外務省は12日、米国の対ロ制裁強化の発表を受けて声明を発表し、「(制裁強化は)米政権の対立路線の一環」と非難した。

ロシア外務省は、米政府は平和的解決よりも「ウクライナ紛争を激化させることに注力している」とし、ロシアへの制裁は、米国企業に損害を与える上に、各国が共通して抱えるテロや麻薬密売などの問題に対処するための国際親善を損なうもので「非生産的」と主張。
 

さらに、ロシアは制裁によって方針を変えることはないと付け加えた。

しかし、ロシア外務省は、米国政府への対抗的制裁措置は「最後の手段」とし、制裁の意向は示さず、代わりに「米政権が望むなら、ウクライナ危機に連携して対処するなど、建設的かつ公平な(米ロ)二国間協調への扉は開けておく」と述べた。

また同省は、「互いの利益の尊重こそが、すべての国が納得できるウクライナ危機の解決策を模索する唯一の道であることを米政府は認識する必要がある」と付け加えた。

  (ヤフーニュース 国際総合からです) 

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ウクライナ>停戦1週間 親露派男性「戦争にはうんざり」

毎日新聞 9月13日(土)20時38分配信

 
 

 

ドネツクウクライナ東部)真野森作】
5日夜(日本時間6日未明)の停戦開始から1週間が経過したドネツクに12日、入った。

親ロシア派武装勢力が拠点とする100万人都市は戦闘によって破壊され人口の半分が脱出、ウクライナ政府軍が陣取る空港付近などで局地的に戦闘が続く。砲声に疲れ切った住民たちは「戦争の終結」をただ願っていた。

 ドネツクの西約40キロに位置するクラホベ郊外。送電線の鉄塔が折れ曲がり、アスファルトに砲弾の痕が残る。停戦前に砲撃を受けた製油工場は今も黒煙を上げている。

 「写真を今すぐ消せ! 戦時だぞ。情報を流す気か。次に撮ったら撃つぞ!」

 12日午後、ウクライナ政府側の検問所で車内から携帯電話でこっそり撮影した地元記者の女性が、兵士数人の怒声を浴びた。

 黒く立ち枯れたヒマワリ畑で、ウクライナ軍と親露派がにらみ合う。重火器を構えた両者の陣地はわずか数百メートルしか離れていない。それぞれコンクリートブロックや土のう、ざんごうで守りを固め、お互いの様子を監視し合う。

 停戦を受けて、町に帰還する人も増え始め、都市間バスや物資を積んだトラック、乗用車の往来は急激に増えている。親露派側の検問は特に入念に積み荷やパスポートを調べるため、危険地域に渋滞が起きていた。

時折、遠くの砲声が響き、タクシー運転手の男性は「これが停戦さ」と苦笑いした。

 ドネツク中心部に近いカリニン地区では8月23日、集合住宅に砲弾が直撃し、近くにいたアレクサンドル・コワレンコさん(37)と妻(26)、長女(11)、次女(6)の一家4人が全員死亡した。

現場を訪ねると、5階建てコンクリート住宅にぱっくりと大穴が開き、一家が死亡した入り口前のたたきには点々と砲弾痕があった。

 ここに住むリディヤさんは「一家は建物内に避難しようとして犠牲になった」と話し、「戦争が悪いのよ。砲撃にはもう疲れたわ。何よりも平和がほしい」と訴えた。

 12日午後、中心部のホテルに着くと、戦車2台が空港方面へ走り去っていくのが見えた。

その夜、親露派が占拠する州庁舎前で、「マクシム」と名乗る親露派組織の広報担当の若い男性は空港での戦闘が続いていることを認めた。「政府軍が各地で挑発している」と非難しつつ、「戦争にはもううんざりだ」と本音を漏らした。

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ルーブル、下げ止まらず=米欧追加制裁で過去最安値

時事通信 9月13日(土)3時0分配信


 【ロンドン時事】
週末12日の欧州外国為替市場では、米欧の対ロシア追加経済制裁を受けて、同国通貨ルーブルが続落、対ドルで過去最安値を更新した。

ロシア中央銀行が同日、通貨安にもかかわらず政策金利を現行の8.0%で据え置いたことも、ルーブル売りに拍車を掛けたもよう。

  ロンドン時間午後4時10分現在、ルーブルは1ドル=37.87ルーブル前後と、11日に付けた最安値37.6325ルーブルを下回る水準で推移した。一時37.9ルーブル台と、38ルーブルに迫った。
       (ヤフーニュース ヨーロッパからです)

 

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ウクライナ>ロシア人道支援トラック 再び許可なし越境

毎日新聞 9月13日(土)20時35分配信

 【モスクワ田中洋之】ロシア非常事態省は13日、ウクライナ東部に第2弾となる人道支援物資をトラックで搬送した。ウクライナ側は「赤十字国際委員会(ICRC)が参加しておらず、違法な越境だ」と前回同様に反発している。

【“次に(写真を)撮ったら撃つぞ”】地元記者に兵士数人の怒声

 現地からの報道によると、ロシア南部ロストフ州の国境付近に集結した約200台のトラックが検問所を経てウクライナ領内に渡り、ルガンスク州の州都ルガンスクに入った。積み荷は缶詰や砂糖、穀粉、医薬品、防寒着、ディーゼル発電機など計1880トン。

 8月下旬に行われた1回目の支援でロシアはウクライナ側の許可なくトラックを越境させ、ウクライナや国際社会の反発を招いた。今回も国境でウクライナ側の入国・通関検査を受けていないという。

 

ICRCは13日、両国から合意決定を得ておらず、トラックに同行しなかったことを明らかにした。

 ルガンスクでは支援物資の到着を歓迎する市民の姿が多く見られた。トラックは積み荷を降ろしたあとロシア領内に帰還した。

 全ロシア世論調査センターが今月上旬に実施した調査によると、ウクライナ東部への人道支援についてロシア国民の87%が支持し、78%が継続すべきだと回答。

 

また、相手国政府や国際機関の同意なしに支援物資を送ることについても75%が肯定している。

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ロシア車列、国境に戻る=「国際法違反」とウクライナ

時事通信 9月14日(日)5時56分配信

 【モスクワ時事】

ウクライナ政府の同意なしに国境を突破し、東部ルガンスクに入ったロシアの人道支援物資を積んだトラック第2便が13日夜、国境のロシア側に戻った。インタファクス通信が伝えた。

 ウクライナは、8月下旬にロシアが国境を侵犯して第1便を送った際と同様に「国際法違反」と非難した。車列は約200台とされ、ウクライナ当局は積み荷の検査を行えず、赤十字国際委員会(ICRC)の同行もなかったという。

 ルガンスク到着後にすぐにロシア側に戻ったのは、国際社会の批判を最小限に抑える狙いとみられる。帰路の積み荷の有無は明らかになっていない。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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露政権「国内団結」維持へ 追加制裁に報復検討…態度硬化も 人道車列また越境

産経新聞 9月14日(日)7時55分配信

 【モスクワ=遠藤良介】米国と欧州連合(EU)がウクライナ情勢をめぐってロシアへの追加制裁を発動したのに対し、プーチン露政権が報復措置の構えを見せている。

ロシアに対ウクライナ政策の変更を迫る上で米欧の制裁が持つ効果は限定的とみられ、プーチン政権は逆に態度を硬化させている。

 

ただ、度重なる米欧の制裁がロシア経済に打撃を与えていくのは確実で、プーチン政権が国内の「団結」機運をどこまで維持できるかが注視される。

 米欧が12日に発動した制裁では、石油最大手のロスネフチや最大手銀行ズベルバンクなど、ロシア経済の屋台骨といえる国営企業が欧米市場での資金調達などを制限された。

北極海の油田探査やシェールオイル採掘に関しても、ロシア企業への物資や技術の提供禁止が拡大された。

 露外務省は「制裁によって根本的立場を変えることはない」とし、報復措置を警告する声明を発表。欧米産の自動車や軽工業製品の輸入制限、欧米旅客機によるシベリア上空の飛行禁止といった内容が検討されているもようだ。

 13日には、人道支援物資を載せたとされるロシアの大型トラック約200台がウクライナ政府の合意を得ずに越境し、親露派武装勢力の支配下にある東部ルガンスクへ物資を搬送。

 

8月に続く「人道車列」の越境で、国際社会の批判は必至だ。ロイター通信は同日、東部ドネツク近郊で激しい戦闘が起きたと伝えており、停戦合意の行方にも不透明感が漂っている。

 12日の制裁発動前から、専門家らは今年のロシア国内総生産(GDP)が事実上の前年比ゼロ成長に落ち込むとみていた。ロシアは欧米の広範な農水産品を禁輸にする報復措置をとっており、インフレ率も年8%に達する可能性がある。

 政権は、制裁で資金調達を制限された企業・銀行を国家資金で支えるとしているが、金利上昇を通じた経済への打撃は不可避だ。ロシアでは西シベリアの主力油田が減退期に入っており、制裁で新規油田の開発が遅れれば中長期的な石油生産にも影響が出る。

 プーチン氏の支持率は8割超と高止まりし、国民多数派は米欧との対決姿勢を歓迎している。主要テレビ局のプロパガンダ(政治宣伝)に、「敵」の存在で団結するロシア人の伝統的な国民心理が重なっている形だ。

 

「愛国ムード」を持続させるためにも、プーチン政権は米欧への報復制裁など強い態度をとらざるを得ないとみられている。

   (ヤフーニュース ヨーロッパからです)

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「ロシア兵300人死亡」=東部激戦地で―ウクライナ国防相

時事通信 9月14日(日)16時28分配信

 

 【モスクワ時事】ウクライナのヘレテイ国防相は、8月下旬のロシア軍侵攻で激戦地となった東部ドネツク州イロワイスクで、ウクライナ兵107人が死亡する一方、ロシア兵も推定300人以上が死亡したとの見方を示した。13日放送の地元テレビに語った。


 ロシアでは8月下旬以降、ウクライナ東部で死傷したとみられる兵士が秘密裏に本国に送還される事例が数多く報じられており、試算はこうした事実を一部裏付けるものだ。

国防相は「ロシアは沈黙している」と語るにとどまり、数字の根拠は示さなかった。

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ロシアの「人道物資」トラック、許可なく再び越境

CNN.co.jp 9月14日(日)12時38分配信

 

キエフ(CNN) ウクライナ国境警備当局の高官は13日、ロシアがウクライナ側の許可なく、人道物資を積んでいるとされるトラック200台以上を同国へ送り込んだと述べた。

同当局の高官がCNNに語ったところによると、越境したトラックは217台。ウクライナの国境警備、関税要員が荷物を検査することはできなかったという。

ウクライナに監視団を派遣している欧州安保協力機構(OSCE)は、12日夜から13日朝にかけ、貨物トラック193台と援護車両27台が同国に入ったとの見方を示した。

 

OSCEによると、ロシアの国境警備要員と税関要員が最初の40台を簡単に調べたが、残り180台は検査なしで通過した。いずれのトラックもウクライナ当局や国際赤十字の検査は受けなかった。

ロシアの国営タス通信は、計250台のトラックが13日中にウクライナ東部ルガンスクに到着すると伝えた。第一陣は住民らの大歓迎を受け、中には泣き出す者もいたという。

ロシア緊急対策当局の高官によると、車列は食料や水の浄化装置、発電機など計2000トンの物資を搭載している。

ルガンスクは政府軍と親ロシア派武装勢力の数カ月間に及ぶ戦闘で深刻な打撃を受けている。

ロシアは先月も、ウクライナの許可なしでルガンスクへ物資を送り込んだ。これに対してウクライナ政府は、親ロシア派を勢いづかせることになるとの懸念を表明していた。

ウクライナ東部では先週、政府と親ロシア派との停戦が成立した。しかし同国の対テロ当局者がCNNに語ったところによると、東部ドネツクの国際空港では13日朝、砲撃に続いて政府軍と親ロシア派が衝突した。空港への攻撃にミサイルが使われ、民家2棟に命中したとの情報もある。

一方、ウクライナのヤツェニュク首相は13日、「プーチン・ロシア大統領の狙いは、欧州連合(EU)加盟国間や米国・EU間の団結を阻止することだ。

 

それが成功するのではないかと案じた時期もあったが、実際には失敗した」「自由と民主主義を重んじるEUの価値観には、ロシアの戦車と砲弾、そしてプーチン独裁政権をはるかにしのぐ力がある」と語った。

EUは12日、ロシアへの追加経済制裁を発動している。

ヤツェニュク首相はさらに、プーチン大統領ドネツクやルガンスクだけでなく、ウクライナ全体の占領をたくらんでると非難。

 

「(プーチン大統領は)ウクライナがEUの一員になることに我慢できず、ソ連の復活を望んでいるのだ」と主張した。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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こんにちは。

 

ロシア兵士の死者数については、今まで報道されて

いなかったように思います。ロシア側はロシア軍は

関係していないという立場をとっていたので、

秘密にせざるをえない状況ではあるのですが、

死者数は少なくないですね。

 

正規の兵と寄せ集めの人の死者数を合わせると

もっと多いでしょう。

 

犠牲を公にできない状況で、人道支援のニュースは

ロシア内では現政権の人気維持に効果がありそうですね。

実際、食料や燃料などの支援物資が届いたところでは

助かり、ロシア政権を信頼することでしょう。

 

終わりまでお読みいただき、ありがとうございました 

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