ウクライナ情勢 7月5日~7月7日 ポロシェンコ大統領、作戦継続を宣言

ウクライナ>親露派、東部重要拠点から撤退 

毎日新聞 7月5日(土)19時33分配信

 

 【モスクワ真野森作】インタファクス通信によると、ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派武装集団が4日深夜、重要拠点としてきた北部スラビャンスクから撤退した。

政府軍が包囲し、砲撃を続けていた。

ポロシェンコ大統領は象徴的な戦果と位置づけ、市庁舎に国旗を掲げるよう軍に指示した。

親露派側は州都ドネツクなどに「軍事力を集結させる」としており今後、政府軍との戦闘が都市部で激化する恐れが出てきた。

 スラビャンスクドネツクの北約100キロに位置し、4月中旬から親露派が街全体を占拠し、軍事拠点としていた。

一方、政府軍は近くの山から砲撃し、戦闘で集合住宅や病院も破壊され、巻き添えとなって死亡する市民が多数出ていた。

政権側にとってスラビャンスク奪還は親露派制圧へ向けた大きな成果となる。

 現地からの報道では、複数の地元住民が4日深夜、戦車や装甲車の車列が街を出て行くのを目撃した。

親露派指導者の一人、グバリョフ氏は5日、ロシア通信に対して撤退を認め、「戦闘員の損害を最小限に抑えた。ドネツクなどへ配置換えする」と述べ、軍事力の温存と集中化が目的だったと説明した。

 両者の戦闘は東部ルガンスク州でも続く。2日には州都ルガンスク郊外の住宅地が政府軍によるとみられる空襲で破壊され、幼児1人を含む市民9人が死亡した。

6月30日の停戦期限切れ後、政府軍は攻勢を強めており、平和的解決の道は狭まりつつある。


 (ヤフーニュース ヨーロッパからです)
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親露派、東部拠点から撤退開始…掃討作戦大詰め

読売新聞 7月5日(土)21時15分配信


キエフ=田村雄】ウクライナのポロシェンコ大統領は5日、自らのフェイスブックで、掃討作戦の結果、東部の親ロシア派武装集団が拠点としていた東部ドネツクスラビャンスクから撤退を始めたことを明らかにした。

 ウクライナ政府は4日、ドネツク州とルガンスク州の居住区の約3分の2を管理下に置いたと発表しており、掃討作戦は大詰めを迎えている。

 ポロシェンコ氏は、スラビャンスクの行政庁舎にウクライナ国旗を掲げるように命じた。

 スラビャンスクは4月中旬から、親露派武装集団が警察署や政府庁舎の建物を占拠。

その後、ウクライナ軍との大規模な武力衝突が発生するなど、政府側と親露派集団の衝突が続いていた。

 インターファクス通信などによると、スラビャンスクから撤退した武装集団はドネツクなど別の都市の拠点に合流し、抵抗を続ける模様だ。

   (ヤフーニュース 国際総合からです)
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こんにちは。

ウクライナ政府軍が大きな攻撃をしたようです。
市庁舎にウクライナの国旗が掲げられ、

親ロ派は他の拠点へ撤退したようです。
おそらく、市街地の被害も大きいのではないでしょうか。


涼しそうな画像です。
カルメンエレクトラですが、サインはないようです。



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ポロシェンコ大統領、作戦継続を宣言=親ロ派と停戦拒否―ウクライナ

時事通信 7月6日(日)4時7分配信


 【モスクワ時事】

ウクライナ東部ドネツク州北部の重要拠点スラビャンスクから親ロシア派武装勢力が撤退したのを受け、ポロシェンコ大統領は5日、国民向けに声明を出し、対テロ軍事作戦を継続すると宣言した。

ロシアなどが求めていた停戦を明確に拒否した形だ。

 ポロシェンコ政権は6月30日に停戦を延長せず、軍事作戦を強化した。

当初、今月5日にロシアと欧州安保協力機構(OSCE)の仲介の下、ウクライナと親ロ派の停戦などをめぐる交渉が予定されていたが、実現は極めて困難となった。

   (ヤフーニュース 国際総合からです)

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こんにちは。

ポロシェンコ大統領が、国民に向けて発表した
もののようですが、戦闘を継続するということで、

停戦についての話合いはしないということのようです。
戦闘が有利に進んでいるように思われます。

プーチン大統領の見解を報道したものは見当たりません。

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 ウクライナ軍、親ロシア派拠点のスリャビャンスクを奪還

AFP=時事 7月6日(日)11時10分配信


【AFP=時事】
ウクライナ軍は5日、同国東部の親ロシア派武装勢力が拠点としていたスリャビャンスク(Slavyansk)を奪還し、国旗を掲げた。

大規模な砲撃によって市内の大半が壊滅的な被害を受けたものの、ウクライナ政府にとっては武装勢力との戦いにおける最大の勝利となった。

 スリャビャンスク(Slavyansk)の市長を名乗る人物はAFPに対し、武装勢力はラストベルト地域(旧式の産業工場を抱える斜陽化した重工業地域)にある人口およそ12万人のスリャビャンスクを放棄し、すでに逃走したことを認めた。

また、電話取材に応じた地元住民は、バリケードの周辺ではこれまで迷彩服を着て武装した男たちが警備にあたっていたが、同日早朝から誰もいない状態が続いていると語った。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された映像には、青空の下、青と黄色のウクライナ国旗がはためく中、ヘルメットをかぶった兵士らがバリケードで囲まれたスリャビャンスク市庁舎の建物から数十筒の擲(てき)弾発射筒(グレネードランチャー)を運び出す様子が写っていた。

 4月初めに武装勢力に制圧された国内最大規模の武器貯蔵施設があるスリャビャンスクを奪還したことは、ウクライナ政権にとって武装勢力との戦いの大きな転機になる。

本格的な内戦にはなっていないものの3か月近くに及ぶ戦闘は、国の存亡そのものを脅かしてきた。

 ウクライナ暫定政権のアルセン・アワコフ(Arsen Avakov)内相 は、武装勢力の撤退はイーゴリ・ストレルコフ(Igor Strelkov)司令官の指揮によるものだったとの見解を示している。

暫定政府は、ストレルコフ司令官はロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の大佐だとみている。

 欧米諸国は、ロシア政府が武装勢力に対して秘密裏に、資金や武器を提供していると主張している。

ウクライナで新たに誕生した欧米寄りの指導部を不安定化させ、ロシア系住民の多い東部地域を今後も掌握し続けることが目的だという。

だがストレルコフ司令官とロシア政府はいずれも、GRUの関与を否定している。

 ウクライナペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領はスリャビャンスクの奪還を受けてただちにコメントを発表。

攻撃を続けて「都市部に潜入しているテロリストら」を一掃すると明言した。【翻訳編集】 AFPBB News

 (ヤフーニュース 国際総合からです)
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こんにちは。

ニュースの内容は前と同じですが、人口12万人、
の町が壊滅的な被害を受けている、

関係していると見られるロシア軍の司令官
などがあり、記載しました。


以下は涼しそうな画像です。
今回はサイン入りのようです。



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ウクライナ東部、市街戦の懸念…「州都を封鎖」

読売新聞 7月7日(月)10時21分配信 


 【キエフ=田村雄】

ウクライナ安全保障国防会議の幹部は6日、東部の親ロシア派武装集団の掃討作戦について、「ドネツクルガンスク州の州都を完全封鎖する計画だ」と明らかにした。

 地元テレビ番組で述べた。停戦破棄後の攻勢で優位に立つウクライナ軍に対し、武装集団側は、両州都のドネツク市、ルガンスク市に勢力を集中させている模様で、市街地で戦闘に発展する懸念も出ている。

 武装集団は5日、4月中旬に政府庁舎などの占拠を開始し、ウクライナ政府に対する抵抗の象徴的な場所となってきたドネツク州北部スラビャンスクから撤退した。

 
政府軍は6日、同州北部でもう一つの戦闘の中心地だったクラマトルスクも武装集団から奪還し、政府の管理下に置いたと発表している。

(ヤフーニュース 国際総合からです)

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ウクライナ>東部奪還へ作戦継続 政府、制圧に言及

毎日新聞 7月7日(月)12時14分配信

 【モスクワ田中洋之】ウクライナのポロシェンコ大統領は6日、親ロシア派武装集団の拠点だった東部ドネツクスラビャンスクを政府軍が奪回したことを受け、「ドネツクルガンスク州の解放作戦を継続する」とツイッターに書き込み、親露派の完全制圧を目指す考えを示した。

【ドネツクに軍事力集結】親露派、東部拠点撤退

 一方、全欧安保協力機構(OSCE)によると、ウクライナとロシアの代表を含む連絡グループの協議が6日にキエフで開かれ、ウクライナ危機の平和的解決のため具体的な方策を早急にとる必要性で一致したが、停戦に関する合意はなかった。

 ウクライナ国家安全保障国防会議は6日、ドネツク州で政府軍がスラビャンスクに続き、クラマトルスク、ドルシコフカ、コンスタンチノフカを親露派から奪回したと発表した。

政府軍が制圧地域を着実に広げている模様だ。

ポロシェンコ大統領はスラビャンスクなどでインフラ再建や住民への食料・水の供給など人道支援を始めるよう指示した。

また政府軍はルガンスク州で親露派拠点への空爆を続行した。


 スラビャンスクなどから撤退した親露派は州都ドネツクに人員や武器を移し、勢力を再編成している。親露派指導者のグバレフ氏は6日、「我々はパルチザン戦争で抵抗する」と述べ、政府軍に徹底抗戦する構えを強調した。

これに対し、国家安全保障国防会議のコワリ副書記(前国防相)は同日、両州都のドネツクとルガンスクを政府軍が完全に封鎖して親露派を武装解除させる方針を明らかにした。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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ウクライナ情勢 政府軍部隊、ドネツク州の4都市制圧 親露派「パルチザン戦へ」

産経新聞 7月7日(月)19時17分配信


 【モスクワ=佐々木正明】

ウクライナ国防当局は7日までに、東部地域で親ロシア派勢力が軍事拠点にしていたスラビャンスククラマトルスクなどドネツク州北部一帯の4都市を政府軍部隊が制圧したと発表した。

戦闘員らはもう一つの拠点、州都ドネツクまで撤退。親露派幹部はポロシェンコ大統領が提示した和平への対話を拒否し、「市街全域でパルチザン戦の準備に入る」と語っている。

 現地報道によると、スラビャンスクなどの4都市では、親露派が占拠していた行政庁舎や警察、軍施設などでウクライナ国旗が掲げられているという。

政権側は違法集団からの街の「解放」を強調し、一般市民らへの人道援助を始めた。

 一方で、政府軍部隊はさらに進軍し、7日、ドネツク全域を包囲する封鎖作戦に着手したという。ルガンスクでも軍部隊が周囲を取り囲み、親露派勢力の劣勢が伝えられている。

 ポロシェンコ大統領は一方で、親露派との対話方針も提示。しかし、5日開催の和平協議は中止となり、再開のめどは立っていない。

インタファクス通信によると、親露派幹部は「ドネツクとルガンスクの封鎖は、和平に向けた調整を困難にさせる」と対話を拒否する構えを見せている。

 露有力紙コメルサントは専門家の話として、政権が今後、軍事行動を中止する可能性は低いと指摘。

しかし、ドネツクで戦闘が激化すれば、一般市民を含めた犠牲者が急増するとし、スラビャンスクを奪還した今こそが「国内対話を再開させるチャンスだ」としている。

    (ヤフーニュース 国際総合からです)

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武装集団からの「解放近い」ウクライナ東部州都

読売新聞 7月7日(月)20時52分配信

キエフ=田村雄】

インターファクス通信によると、ウクライナ内務省幹部は7日、東部の親ロシア派武装集団に対する掃討作戦について、ドネツク、ルガンスク両州の州都を封鎖し、武装集団を囲い込んだことを明らかにした。

 幹部は「(武装集団からの州都の)解放は近い」と語った。

 掃討作戦を再開した政府は5~7日、戦闘の中心地だったドネツク州北部のスラビャンスククラマトルスクなど5都市を武装集団から奪還し、攻勢を強めている。

武装集団は、州都のドネツク市とルガンスク市などに勢力を集めて抵抗を続けている。

ルガンスク市によると、市内では6~7日、砲撃の巻き添えになった9人の市民が死傷した。

 ポロシェンコ大統領は5日夜、スラビャンスク奪還を受け国民向けに演説し、「テロリストたちは大都市に身を隠した。

彼らの包囲網を狭め、ドネツクとルガンスク両州を解放する作戦を続ける」と語った。

今後、武装集団と本格的な市街戦になる恐れがある。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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