ウクライナ大統領選挙 5月23日~5月29日 ポロシェンコ氏が当選

ウクライナ:ポロシェンコ氏支持拡大…大統領選25日投票  

毎日新聞 2014年05月23日 19時47分
(最終更新 05月23日 23時54分)

ウクライナ大統領選を巡る3氏のプロフィル
ウクライナ大統領選を巡る3氏のプロフィル


 【キエフ坂口裕彦】
25日に実施予定の
ウクライナ大統領選に向け、親欧米派の富豪、ポロシェンコ最高会議(国会)議員(48)が順調に支持を拡大している。

菓子メーカーの経営成功で「チョコレート王」の異名をとる経歴に加え、「新しい生き方を見つけよう」とのスローガンも新鮮なイメージ作りを後押し。

1回目の投票で、過半数の得票を得て、大統領就任を確実にすることも視野に入れる。


 過半数を得る候補がいなければ、6月15日に上位2人による決選投票が実施される。

このため、全国遊説を続けるポロシェンコ氏は「国を安定させるため、1回目の投票で当選させてほしい」と訴えている。

閣僚経験はあるが、大統領選への立候補が初めてなことも、「透明な政府を作り、経済も立て直してくれる」(会社員のエリーナさん)との期待感につながっている。


 国民人気の高いボクシング元世界王者で与党第2党の「ウダル」を率いるクリチコ氏も支援。キエフ市長選に立候補した同氏と二人三脚で、支持を訴える手法も浸透している。


 ライバル視されるティモシェンコ元首相(53)とティギプコ元中央銀行総裁(54)は、2010年の大統領選に共に立候補。「既存政治」への国民不信のあおりを受け、支持が伸び悩む対照的な展開となっている。

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ウクライナ>大統領選で元首相苦戦…「混乱を招いた中心」 

毎日新聞 5月23日(金)12時27分配信

 

 
キエフ坂口裕彦】25日に実施予定のウクライナ大統領選で、「美しすぎる首相」とも呼ばれたティモシェンコ元首相(53)が苦戦している。

多くの有権者が、長い政治混乱を招いた中心人物として厳しい視線を向けている。

2度も首相を経験した華麗な実績も「古い政治家」と逆にレッテルを貼られるマイナス材料となり、支持率で首位を独走する富豪、ポロシェンコ最高会議(国会)議員(48)との差は一向に縮まらない。

【別カット】「ウクライナを守ろう」と訴えるティモシェンコ氏のスローガン


 キエフでは、ティモシェンコ氏の名前を持ち出すだけで顔をしかめる人は多い。会社員のオリガさん(50)は「権力闘争ばかりで、何一つチャンスを生かさなかった。利権優先のイメージも強い」と批判した。

 ティモシェンコ氏は2004年大統領選で起きた民主化運動「オレンジ革命」の立役者で05年と07年の2回、首相に就任。ヤヌコビッチ前政権時代の11年には、首相時代の職権乱用罪で収監されたが、今年2月に釈放された。今は、第1与党「祖国」を率いる親欧米派だ。

 世論調査で支持率が過半数に達することもあるポロシェンコ氏に対し、ティモシェンコ氏は10%前後に低迷。

得票が過半数に達する候補がいない場合、6月15日に上位2人による決選投票が行われるが、ティギプコ元中央銀行総裁(54)に追い抜かれて3位となる調査もあり、勝算はほぼない。

 首都キエフ中心部でティモシェンコ氏支持のパンフレットを配っていた自営業、アンドレイさん(50)は「獄中生活も経験した彼女の力が必要だ。

決選投票に持ち込めるかは五分五分」と力説するが、言葉と裏腹に表情はさえなかった。

 自らの経歴が重しとなるティモシェンコ氏を横目に、ポロシェンコ氏は菓子メーカーを築き上げた実績も強調。「女優のようだが何もしない元首相と優秀なビジネスマンは違う」(大学生のアレクセイさん)とイメージ戦略でも一本とられた格好だ。

 ポロシェンコ氏が当選した場合、ティモシェンコ氏は重用されないとの見方が大勢だ。ウクライナ政治に詳しい研究者は「彼女は有権者にあきられた。

新しい国の顔を求める人々の心理が、ポロシェンコ氏への支持を加速させている」と分析する。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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EUが対ロ制裁第3弾の具体策協議へ、キャビアや石油禁輸など

ロイター5月24日(土)8時50分配信 


ブリュッセル 23日 ロイター] - 

欧州連合(EU)は来週27日に開く首脳会議で、対ロシア制裁の「第3段階」の具体的な措置について協議する。ロイターが、EU加盟国に先月送られた文書を入手した。

文書によると、25日のウクライナ大統領選挙が自由かつ公正に行われなかった場合に、ロシアに軽度、中度、重度の制裁を課す3つのシナリオを想定した。これに基づき首脳が協議を行う。

軽度の制裁シナリオの下では、EUはロシアからのダイアモンドや貴金属、毛皮、ウォッカ、キャビアなどの高級品の輸入に制限を課す。

同国向け輸出では、肥料や化学製品、タイヤ、船舶などを制限する。ただ、鉄鋼および原子力関連の部品は除外される見通し。

重度の制裁としては、資本市場での制約、ロシアへの新たな投資の禁止、EU加盟国の企業が保有するロシア関連資産に対する規制強化、さらにロシア産の石油やガスの輸入を全面的に禁止することが検討されている。

中度の制裁シナリオでは、貿易や金融サービス関連の投資、資本の移動に対し制限を課すほか、石炭の輸入禁止、海上・陸上輸送を制限し、ロシアのエネルギー部門への投資を停止する。

外交筋は、EU首脳会議は3つのシナリオの要素を盛り込んだ制裁について議論するとし、「一連の具体的措置の用意はすでに整っている。これには、3つのシナリオにある措置が盛り込まれ、金融、エネルギー、武器関連の制裁が含まれる」と語った。

ただ、制裁は全加盟の合意が必要なため、EUが実際に第3段階のロシア制裁を発動できるかは不透明だ。

ロシアと貿易やエネルギー面で関係の深いイタリアやギリシャ、ドイツ、密接な金融関係を持つキプロスオーストリアなどは、制裁による自国経済への影響を懸念している。

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ウクライナ大富豪に新ロ派が圧力 玄関前にデモ隊1千人 
朝日新聞デジタル 5月25日(日)23時48分配信


 ウクライナ大統領選が実施されている25日午後、ドネツク市のはずれにある大富豪アフメトフ氏の大邸宅の玄関前に、武装した親ロシア派数十人と、1千人規模のデモ隊が集まった。

アフメトフ氏はウクライナ政府の支持を呼びかけていることから、親ロシア派にはこれを牽制(けんせい)する狙いがあるものとみられる。

【写真】25日、ウクライナ東部ドネツクのアフメトフ邸前に集まった親ロシア派の武装勢力とデモ参加者ら=松尾一郎撮影

 玄関前には当初、親ロシア派の武装勢力が集まり、報道陣に「写真を撮るな」と威嚇していた。その後、デモ隊が到着。

デモ隊は「アフメトフは人民の敵だ」などと叫びながら門前に集中したが、武装勢力が邸内に入り込まないように制止した。

 武装勢力の代表者が、「『ドネツク人民共和国首相』が中で交渉している」と説明すると、デモ隊から拍手と歓声が起き、「アフメトフは敵だ」と叫んだ。

 アフメトフ氏は、ウクライナの統一を支持する大規模な集会を開くなど、親ロシア派に対抗する勢力の核になっている。

このため、親ロシア派はアフメトフ氏に圧力をかけるため、邸宅に押しかけたものとみられる。(ドネツク=松尾一郎) 
朝日新聞社

   (ヤフーニュース 国際総合からです)

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以下は信用しないで下さい。

黒海周辺の様子」の項ある記事を見ていると、
占領する手順、した時の手順などが

決まっているような気がします。

大統領選挙の選挙中という曖昧な状態を
狙って、炭鉱を国有化していく、歴史物語でも

読んでいるような気分になり、場合によっては
悲惨なことが起きるのではないか、

地下資源が目的だったのか、ロシア系住民保護は
口実だったのか、とか勝手な想像が湧いてきます。

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親ロ派が合併協定=新国家「ノボロシア」樹立―ウクライナ東部

時事通信 5月25日(日)5時18分配信

 


 【ドネツクウクライナ東部)時事】
ウクライナ東部で一方的に独立宣言した「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」は24日、合併して統一国家「ノボロシア(新ロシア)」を樹立する協定を締結した。

ドネツク人民共和国トップを名乗るプシリン氏が、ドネツク市内で開かれた支持者集会で明らかにした。

 ドネツク、ルガンスク両州では、行政庁舎などを占拠する親ロシア派武装勢力が実権を掌握しつつあり、ウクライナ軍が「対テロ作戦」を展開中。これに対し親ロシア派は25日の大統領選を前に、中央政府への対決姿勢を一層強めた。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

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親ロ派が合併協定=新国家「ノボロシア」樹立―ウクライナ東部

 

時事通信 5月25日(日)5時18分配信

 


 【ドネツクウクライナ東部)時事】
ウクライナ東部で一方的に独立宣言した「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」は24日、合併して統一国家「ノボロシア(新ロシア)」を樹立する協定を締結した。

ドネツク人民共和国トップを名乗るプシリン氏が、ドネツク市内で開かれた支持者集会で明らかにした。

 ドネツク、ルガンスク両州では、行政庁舎などを占拠する親ロシア派武装勢力が実権を掌握しつつあり、ウクライナ軍が「対テロ作戦」を展開中。これに対し親ロシア派は25日の大統領選を前に、中央政府への対決姿勢を一層強めた。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)


2つの州が合併して国名を「ノボロシア」とするということです。


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ポロシェンコ氏と対話も=選挙承認は留保―ロシア 5月26日

時事通信 5月26日(月)9時45分配信


 【キエフ時事】ロシアのプーチン政権は、ウクライナ大統領選で親欧州連合(EU)派のポロシェンコ氏の勝利を予想していたものの、同じ親EU派の暫定政権との立場の違いを慎重に見極めているもようだ。

事前に対話姿勢を示し、観測気球を上げた可能性がある。

 暫定政権を「ネオナチ」と断じていたプーチン大統領は、ウクライナ東部での親ロシア派の武装蜂起を支持したが、5月に柔軟路線に転換。

大統領選について「方向性は正しい」と理解を示した。

投票2日前には「結果を尊重する」と述べ、新大統領との対話の用意を示唆した。

 ただ、選挙の正当性を認めるかは留保。ポロシェンコ氏は、対抗馬ティモシェンコ元首相のように北大西洋条約機構NATO)加盟まで求めないが、南部クリミア半島のロシア編入に猛反発している。

ロシアは承認をアメとして見せ、揺さぶりを掛ける狙いとみられる。

 

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大富豪邸宅、管理下に=資産没収? 親ロ派が交渉―ウクライナ東部 

時事通信 5月26日(月)1時20分配信


 【ドネツクウクライナ東部)時事】
ウクライナ東部の親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」は25日、炭鉱を保有する新興財閥の大富豪アフメトフ氏の邸宅を管理下に置いたと明らかにした。

人民共和国側は邸宅内に入れるよう要求、アフメトフ氏と交渉を続けている。

 親ロシア派住民がドネツク市内にある広大な邸宅に押し入ろうとして混乱したため、武装集団が邸宅に通じる門を占拠した。

武装集団幹部は「邸宅は共和国の管理下に置かれた。国外のアフメトフ氏と中に入る交渉を続けている」と説明した。

 親ロシア派は、脱税と国家転覆を図った容疑でアフメトフ氏の捜査に着手。炭鉱などの「国有化」を目指しており、邸宅を接収する考えとみられる。

アフメトフ氏は、親ロシア派を「テロリスト」と呼び、対決姿勢を示している。

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ポロシェンコ氏に強い不信=「対話相手にならず」―ウクライナ東部

時事通信 5月26日(月)7時42分配信


ドネツクウクライナ東部)時事】

親ロシア派が支配を強めるウクライナ東部では25日、ポロシェンコ氏が大統領選で勝利宣言したことに「汚職政治家の再来」(ドネツク市民)と冷ややかな反応が広がった。

信頼できる対話相手との受け止めは少なく、混乱は続くとの悲観的な見方が一般的だ。

 ITエンジニアの男性(45)は「東部で投票が行われず、当選は無効」と強調。投票が実現していれば得票率は50%を下回っていたはずだと述べ、決選投票を経ず開票直後に早々と勝利宣言したポロシェンコ氏を批判した。

 ドネツク国立大副学長で市議会議員のタチアナ・マルマゾバさん(50)は「腐敗にまみれた政界の中心に長年身を置いていたポロシェンコ氏に、現在の混乱の責任はないのか」と疑問視。

「ポロシェンコ氏は親ロシア派にとって信頼できる対話相手にはならない」と言い切った。
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「何の資格で」すごむ覆面親露集団、立会人追放

読売新聞 5月26日(月)9時28分配信

 


 【ドネツク=石黒穣、オデッサ=上杉洋司】
25日のウクライナ大統領選は、親ロシア派による妨害のため、東部ドネツク、ルガンスク両州のほとんどの地区で投票が行えなかった。

 住民の間では力ずくの選挙妨害に反発も広がった。今月2日にロシア系と暫定政府支持派の住民同士の衝突で多数が死亡した南部オデッサでは、ロシア系住民が投票をボイコットした。

 投票所になるはずだったドネツク工業大学で、選挙立会人のカーチャさん(23)は25日朝、投票箱の到着を待っていた。だが、やってきたのは選管職員でなく、銃を持った覆面姿の約10人の男たちだった。

「何の資格でここにいるのか」とすごまれ、追い出されたという。カーチャさんは「武器を振り回して自分たちと違う意見を封じる親露派のやり方は、民主主義とはほど遠い」と肩をすくめた。

 やはり投票所が開設されなかったドネツクのボロシロフ地区の学校では、美容師のダリア・ルキヤノワさん(41)が閉ざされた扉の前で「親露派に投票の権利を奪われる筋合いはどこにもない」と憤った。

 中央選管によると、ドネツク州全体で約2400か所の投票所のうち投票が行われたのは2割の約510か所。州都ドネツク市では約480か所の投票所がすべて閉鎖された。

 武装集団は10日ほど前から選管の地区事務所を次々に襲い、有権者のデータが入ったパソコンを持ち去ったり投票箱を壊したりするなど実力行使に出た。

 インターファクス通信によると、武装集団は24日、両州を統合し、「ノボロシア(新ロシア)」を建国したと宣言。

ドネツクスラビャンスク郊外では、武装集団と治安部隊の戦闘に巻き込まれ、イタリア人記者と通訳が死亡した。


  (ヤフーニュース 国際総合からです)
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いつものように、以下は信用しないで下さい。

ウクライナ大統領選挙の投票が、衝突や混乱も無く
実施されたようなので、ページを整理してみました。

連続して読めるということだけかもしれませんが。

この間に、東シナ海で2つの国の海軍が共同演習を
行って、2人の21世紀の皇帝は日本をけん制したようです。

2人の皇帝が揃って日本に何か言うようなことは、
日本の歴史で初めてのことではないかと思ったのですね。

色々と複雑な国の状態や関係は判らないのですが、
日本にとっては単純にストレスが1つか2つは

増えたように思えます。外国へストレスを与えるのが
皇帝の役目だとしたら、自国内の人気は上昇する

のかもしれない、こんなことは分からないのですが。

黒海方面から見ていると、地下資源が目的、本音
のように見えますね。

大統領選挙の投票にあわせて、新国家樹立など
とっても理解も想像も及びません。

黒海周辺の様子」の範囲で武器と武器を使って
悲惨なことがおき始めていますが、

どうすることもできないし、どう考えるのかもよく分かりませんね。

分かったことは、お2人の皇帝は反対ではない感じですね。
上海とか、東シナ海のほうから、ほのかに感じるだけですが。

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ポロシェンコ氏が勝利宣言=親EU加速、政界再編も―ウクライナ大統領選 

時事通信 5月26日(月)4時4分配信


 【キエフ時事】
25日投票のウクライナ大統領選(任期5年)は即日開票され、親欧州連合(EU)派の大富豪ペトロ・ポロシェンコ氏(48)が勝利する見通しとなった。

中央選管の暫定結果発表前に、出口調査で過半数の得票が伝えられたことを受け、記者会見で「ウクライナに新大統領が生まれた」と勝利宣言した。

 また、最高会議(議会)での国民間の和解に向けた憲法改正作業の停滞などを受け、「危機打開の唯一の方法は選挙だ」と指摘。2014年中に総選挙を行い、政界再編を進める考えを明らかにした。

 出口調査によると、得票率はポロシェンコ氏が56~57%。同じ親EU派のユリヤ・ティモシェンコ元首相(53)の12~13%を大きく引き離し、決選投票を待たずに当選を決める見通し。

親ロシア派は2月のヤヌコビッチ前政権崩壊の影響で低調だった。中央選管幹部は、東部の親ロシア派の妨害にもかかわらず「大統領選は実施された」と述べ、正当性は揺るがないと主張した。

 記者会見でポロシェンコ氏は、6月の大統領就任後最初の訪問地として、親ロシア派が武装蜂起した東部ドネツク州に行くと宣言。国内の緊張緩和を最優先課題に挙げた。

また「85%のウクライナ国民が将来のEU加盟を支持した」と述べ、親EU路線を加速させる方針を示した。


  (ヤフーニュース 国際総合からです)
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今のところ、東部の地域以外で、大統領選挙に関して妨害や、
死傷者が発生したようなニュースは見当たりません。

クリミヤ半島で大統領選挙に関係するニュースも見当たりません。
プーチン大統領が訪問した威力なのでしょう。
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ウクライナ大統領選ルポ 首都「国の安定を望む」/東部「表現の自由ない」

産経新聞 5月26日(月)7時55分配信


 混乱が続くウクライナで25日、投票が行われた大統領選。親ロシア派のヤヌコビッチ政権を崩壊させた政変から3カ月余りがたって、ようやく正式政権の発足を目指すことになる。

首都キエフでは、新大統領のもと国情が安定することへの期待の声が上がる一方、東部では、懸念されていた通り親露派勢力が選挙を妨害、多くの有権者が投票できない異例の事態に陥った。

                   ◇

 キエフ中心部の投票所には25日、午前8時の投票開始から市民が次々と足を運んだ。女性医師のクラフチュクさん(52)は「実務能力があり、語学にも堪能」と、実業家のポロシェンコ候補に一票を投じた。

 「東部の分離主義はプーチン(露大統領)によって人工的に移植されたものだ。彼が全て悪い」とし、「選挙後には平和が訪れる。東部の良識ある人々もそれを望んでいるはずだ」と話した。

 昨年11月以降の大規模デモで拠点となった独立広場(通称マイダン)には今もテント村が残る。東部の親露派勢力が激しく非難しているが、市民には「権力を監視するために必要だ」などと容認する意見が多い。

 親欧米派を支持する男性法律家、クドリャフツェフさん(28)は「この選挙で正統な大統領が生まれるということが大事だ」と指摘。

「(2月に親露派政権を打倒した)キエフのデモ隊は平和的な市民だったのに対し、東部の分離主義者は機関銃や装甲車を手にしている」とも述べ、武装勢力の支援を疑われるロシアを批判した。

                   ◇

 東部ドネツク州とルガンスク州では、両州の選管支部の多くが武装集団の襲撃に見舞われ、機能している事務所は4分の1とされる。地元メディアによると、ドネツク州の州都ドネツクでは市内の全投票所が閉鎖に追い込まれたという。

 ドネツク中心部にある検察庁舎に隣接する大学学生寮。地域の投票所として指定されており、普段なら選挙の2週間前から選管関係者が訪れ、準備に追われるが、25日朝の時点で投票箱さえない。

 寮関係者は「投票箱が届いても、武装集団がいるので住民に危険が及ぶ。選挙はできないと思う」と話した。

 寮に住むマリアさん(25)は、ウクライナ東部が本土から分離することに反対。「選挙できないことに憤りを感じる。

ここでは既に『表現の自由』はない。『政権を支持する』なんて、怖くて他の人には言えない」と語った。

 地元メディアによると、ドネツク中心部の投票所ではこの日、開設してからわずか10分後、覆面姿の武装集団に襲撃され、選管関係者が追い払われた。

親露派勢力が占拠するドネツク州庁舎前には、武装集団が投票所から奪ってきた投票箱が並んでいて、「ごみ箱」と書き直されたこれらの箱に、市民らがたばこや紙くずを捨てていた。
キエフ 遠藤良介、ドネツク 佐々木正明)

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

 

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ウクライナ東部の空港で激しい戦闘、地元市長「民間人に死傷者」

AFP=時事 5月27日(火)9時33分配信

 


【AFP=時事】
ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)で26日、主要空港の支配をめぐり、親ロシア派の武装集団と政府軍部隊との間で激しい戦闘が起きた。

同市の市長は「民間人に死傷者」が出ているとして、地元住民に屋内にとどまるよう呼び掛けている。

【写真25枚】空港の内部や屋上で配置につく親ロシア派の戦闘員

 ウクライナ軍は、武装集団が占拠したドネツク空港の建物に対し、戦闘機と戦闘用ヘリコプターを使った空爆を実施。

その後、数時間にわたる激しい銃撃戦が続いた。空港施設からは黒煙が立ち上り、爆発や激しい銃撃の音が一日中鳴り響いた。

 今回の戦闘は、ウクライナ東部で4月上旬から反乱行為を続ける親ロシア派の掃討を目指した政府軍の作戦の中で最大のものとなった。

 戦闘による死傷者は確認されていないが、現地のAFP特派員は空港近くのドネツク駅の近くで女性1人の遺体を目撃した。ただ、その死因は定かではない。

 戦闘が起きたのと同じ26日には、前日に投開票が行われたウクライナ大統領選で、親欧米派の実業家ペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)氏が54%の票を獲得し当選したことが正式に発表されていた。

ドネツクの武装集団は、同氏の当選への反発を示すため空港を占拠したとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

  (ヤフーニュース 国際総合からです)

 

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<EU>ガス確保へ連携 露頼り脱却目指す

毎日新聞 5月28日(水)22時0分配信


 【ブリュッセル斎藤義彦】欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会は28日、ロシアへのエネルギー依存を減らす「エネルギー安全保障のための包括戦略」を発表した。

EU全体でエネルギー購入の交渉にあたるほか、ガス供給停止などに備えて、備蓄の相互供給など「連帯メカニズム」を構築し、域内のパイプライン接続を強化して、ガスの逆流ルートを作って融通する力を高める方策を取る。

6月末の首脳会議で本格的な討議を始める。来月4日からの主要7カ国(G7)首脳会議でも討議される見通し。

 EUはロシアにガスの39%、原油の33%を頼っている。ロシアが今年3月、ウクライナクリミア半島を編入したことで、ガス停止が「政治的な武器」にされかねないことから、3月のEU首脳会議で戦略を提示するよう欧州委に求めていた。

 欧州委はまず、エネルギー供給が停止された場合の影響度を測る「ストレステスト」(耐性試験)の実施を加盟国に提案。

さらに中長期的にカスピ海沿岸からのガスパイプライン建設を、2020年までの流通開始を目標に急ぐとともに、ノルウェー、北米、豪州、カタールなど、液化天然ガスの輸入先を多様化させる。

さらに域内のガスパイプラインの接続や電力網整備など33のプロジェクトを実施し、エネルギー市場の自由化を実現する。

 ただ、今年の冬にガスが停止された場合、ガス備蓄は必要量の半分程度しかないのが実情で「さらなる検討が必要」としている。

 また、ロシアが原子力発電所の供給を行っているため、新規建設の場合には「特別な注意が必要」と記した。

 
  (ヤフーニュース 国際総合からです)
 
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メルケル独首相、「世界一影響力ある女性」は4年連続

AFP=時事 5月29日(木)12時34分配信


【AFP=時事】米誌フォーブスForbes)が28日に発表した毎年恒例の「世界で最も影響力のある女性100人」の1位に、4年連続でドイツのアンゲラ・メルケルAngela Merkel)首相が選ばれた。

まだセレブじゃない? FRB新議長 朝食前に身分証 G20

 2位には米連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board、FRB)のジャネット・イエレン(Janet Yellen)議長、3位には米マイクロソフトMicrosoft)の創業者ビル・ゲイツ(Bill Gates)氏の妻でビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団(Bill and Melinda Gates Foundation)の共同議長を務めるメリンダ・ゲイツ(Melinda Gates)氏が続いた。

 4位はブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領、5位は国際通貨基金International Monetary FundIMF)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事だった。2016年米大統領選への立候補が予想されるヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前国務長官は6位だった。

 フォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」は今年10周年を迎えた。実業界、メディア、政治、テクノロジー、エンターテインメント、慈善活動と非営利活動、富豪の分野の女性が選ばれ、今年から新たに金融分野が追加された。

 実業界からは、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)のメアリー・バーラ(Mary Barra)最高経営責任者(CEO)が7位、米SNS大手フェイスブックFacebook)のシェリル・サンドバーグ(Sheryl Sandberg)最高執行責任者(COO)が9位、米IBMバージニア・ロメッティ(Virginia Rometty)CEOが10位に選ばれた。

 リストには9か国の首脳と28企業のCEOが選ばれた。フォーブス誌によると、この9か国を合わせたGDP国内総生産)は11兆1000億ドル(約1100兆円)、28企業の年間収益は合わせて1兆7000億ドル(約170兆円)に上った。

 全リストはフォーブス誌のウェブサイト「www.forbes.com/power-women」に掲載されている。【翻訳編集】 AFPBB News
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アンゲラ・メルケル
1954年7月17日西ドイツのハンブルグに生まれる。
生後間もなく、東ベルリンに引越しし、東ドイツ側で成長。

ライプツィヒ大学で物理学を学び、1978年東ベルリンの
科学アカデミーに所属する。ロシア語は得意だったようです。

(1988年はゴルバチョフベオグラード宣言で東欧諸国への規制を放棄し、
ハンガリーポーランド民主化を進め、90年には自由選挙が行われました)

1989年、東ドイツの民主化を求める政党【民主主義の出発】に
参加して、アンゲラ・メルケルは広報官を務めた。

1990年東ドイツ・キリスト教民主同盟と連合政権を組み、
アンゲラ・メルケルは副報道官に就いた。

この政権が東西ドイツ統一を実現。統一後は
キリスト教民主同盟(CDU)に所属。

1998年CDUの党首に承認される。

2005年の選挙の結果から、CDUとキリスト教社会同盟
CSU)の連合は、社会民主党SPD連立政権となったが、
アンゲラが51歳で首相に就任し、ドイツ初の女性首相となった。

2009年の選挙では、CDUとCSUの連合が勝利し、
メルケル首相2期目となった。社会民主党SPD)との連立を止め、
自由民主党(FDP)と連立政権を組んだ。

2013年の選挙ではCDUとCSUの連合は議席を延ばしたものの、
過半数は得られなかったので、再び社会民主党SPD)と連立政権
組みました。現在もメルケル首相が継続し、3期目になります。

日本と比較すると長期政権です。

美人かどうかなのですが、お隣のフランスでは若い頃の
アンゲラは、こんな感じだったということです。
以下からどうぞ

⇒ http://www.afpbb.com/articles/-/3008646?pid=13165593
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ということなのですが、最近、プーチンさんという方と
よく電話しているようなのです。

それで、プーチンさんはどんな方なのかといいますと、
以下のように、「世界で最も影響力のある人物」らしいのです。

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「世界で最も影響力ある人物」にプーチン大統領フォーブス

2013年10月31日 11:37 発信地:ニューヨーク/


「世界で最も影響力ある人物」にプーチン大統領、フォーブス誌

×ロシア・サンクトペテルブルク(Saint Petersburg)で、主要20か国・地域(G20)首脳会議の閉幕に当たり記者会見するウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領(2013年9月6日撮影)。(c)AFP/ALEXANDER NEMENOV


【10月31日 AFP】
米経済誌フォーブス
Forbes)が選ぶ毎年恒例の「世界で最も影響力のある人物」の2013年番付が30日発表され、ロシアのウラジーミル・プーチン Vladimir Putin)大統領がおととし、昨年と連続で1位だったバラク・オバマBarack Obama)米大統領を抜いて1位に選出された。

米露関係が冷え込む中、オバマ大統領は3年ぶりに2位の座に甘んじることとなった。

フォーブス誌は、選考理由について「プーチン氏はロシア国内の統治を強めている。一方、オバマ氏は任期2期目の大統領としては異例の速さで影響力を失いつつある。最近では米政府機関閉鎖の混乱が良い例だ」と説明している。

ロシアは8月、米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)の元職員で大量の機密情報を漏えいさせたとして米当局に訴追されたエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者の一時亡命を認めた。

その1か月後には、米国がシリアに対するミサイル攻撃も辞さないと警告する中、シリア政府との交渉で化学兵器破棄計画をとりまとめ、米国の攻撃を回避させた。

フォーブス誌は「今年のシリアとNSAの問題をめぐる対局を見ていた人なら、個人の影響力の構図が変わったことが誰の目にも明らかだろう」と書いている。

3位には中国の習近平Xi Jinping国家主席が入った。4位はローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王、5位はドイツのアンゲラ・メルケルAngela Merkel)首相だった。

2013年の「世界で最も影響力のある人物」全番付は「www.forbes.com/power」で公開されている。(c)AFP/Michael MAINVILLE
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ウクライナ東部では現在も戦闘が続いています。
大統領選挙が終わってからの方が戦闘が拡大し、
死者が増えているということです。

中国では天安門事件25周年と当たり、警戒が厳しい
ようなのですが、この戦闘状態が何か影響している

とは言えないのですが、どちらも「民主化」という
言葉を嫌っている感じがあります。

だとすると、ウクライナ東部の戦闘も長引いたほうが
毒ヘビ様たちには都合がいいのかなという想像が
湧いてきます。

その間にあちこちで問題を起こし、大国であることを
認知、意識させ、有利な時には占領していく、

そんなお気持ちなのか、メルケルさん一人では
静かになりそうもない感じですね。

えらい猛毒を見せ付けられてしまったですね。
 
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大統領就任式は6月7日=ポロシェンコ氏54.7%得票―ウクライナ

時事通信 5月29日(木)22時52分配信

 
 

 【モスクワ時事】ウクライナ大統領選(25日投開票)で当選した親欧州連合(EU)派のペトロ・ポロシェンコ氏の大統領就任式が、6月7日に行われる見通しとなった。


インタファクス通信が29日、陣営の話として伝えた。任期は5年。

 中央選管は29日、大統領選の暫定結果(開票率100%)を発表した。ポロシェンコ氏は54.7%を得票し、同じく親EU派のユリヤ・ティモシェンコ氏は12.81%で2位。公式結果は6月4日までに発表される。
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開票率100%ということで、人々の衝突や投票妨害も無く、
大統領選挙が終わったということでしょう。

そのようなニュースは見当たりませんでした。

ウクライナ東部の2つの州はほとんど
投票は行われていません。現在戦闘中ですね。

新大統領に決まったポロシェンコ氏は
外交上の活動に入っているようです。

遡ってですが、世界中の国がこの選挙に
注目していたような雰囲気があります。

その中で、中国は静かですね。
中国の空母ウクライナから買った

ということなので、その前は黒海にあったのでしょう。

  (ヤフーニュース 国際総合からです)


終わりまでお読みいただき、ありがとうございました。
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