台風30号 11月20日

台風直撃のフィリピン刑務所、100人以上が脱走中
ロイター 11月20日(水)11時37分配信

[タクロバン(フィリピン) 19日 ロイター] -台風30号の直撃で甚大な被害を受けたフィリピン中部のタクロバンでは、刑務所の門も洪水で流され、受刑者100人以上が脱走したままとなっている。

台風被災当時、服役囚らは監房から出されたため、多くは2階の看守事務所に逃れて難を免れたが、一部は水の流れに乗って正門から脱走した。

刑務所長のジョセフ・ヌネズ氏によると、台風前に収監されていた受刑者は676人だったが、そのうち「117人が逃亡」。その後、M─16ライフルなどで武装した当局者による追跡や一部受刑者の出頭もあり、19日遅くには脱走者の数は103人に減ったという。

同刑務所には、窃盗や麻薬売買のほか、レイプや殺人などで罪になった受刑者が服役している。

ヌネズ氏は一部の逃亡者が危険であることを認めたが、射殺命令は出していないと説明。自発的に戻ってきた者に対しては、処罰しない方針だとしている。

    (ヤフーニュース からです)

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フィリピン台風死者めぐり錯綜、「1万人」発表の警察幹部解任

[タクロバン(フィリピン) 15日 ロイター] -フィリピンに甚大な損害を与えた台風の犠牲者数をめぐり、当局などの情報が錯綜(さくそう)している。

当初「死者が1万人に上る恐れがある」と発表した地元の警察幹部が、14日に解任されたことも分かった。

被害が大きかったタクロバン市は、前日まで2000人としていた死者数を4000人に修正した。人口1万─1万2000人の近隣の街は壊滅状態で、同市の市長は海に流された遺体もありそうだと語った。

アキノ大統領は今週、死者数が2000─2500人との見方を示したが、国連は13日までの死者数を4460人と発表。ただ当局が15日時点で確認した死者は2357人となっている。

当初、1万人が死亡した恐れがあるとメディアに発表した警察幹部は14日、ポストから外され、警察の広報担当によると、首都マニラの本部に送られる予定だという。

  (ロイター からです)

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海軍の病院船派遣へ=フィリピン台風災害で中国
時事通信 11月20日(水)12時16分配信

 【北京時事】フィリピンの台風災害で、中国外務省は20日、海軍の病院船を被災地に派遣することを明らかにした。政府の緊急医療チームが近くフィリピンに向かう予定で、中国赤十字会所属の第1陣は同日出発する。

 中国は南シナ海の領有権問題でフィリピンと対立しているものの、共産党機関紙・人民日報系の環球時報が、日米の大規模な支援に触れて中国も軍艦を派遣するよう提案するなど、支援の拡大を求める声が出ていた。

  (ヤフーニュース からです)

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フィリピン台風、死者4千人超す 不明1600人
朝日新聞デジタル 11月20日(水)11時51分配信

 【マニラ=翁長忠雄】フィリピン政府の20日朝の発表によると、同国中部を襲った台風による死者は、前日より29人増えて4011人となった。行方不明者は1602人。被災者は44州で約1千万人、倒壊家屋は約65万棟に上る。

 一方、自衛隊国際緊急援助隊のC130輸送機が20日、フィリピン政府の要請を受けレイテ島のタクロバン空港に燃料を運んだ。自衛隊輸送機がタクロバンに入るのは初めて。

 国連世界食糧計画WFP)によると、被災した180万人に救援物資が届いたが、なお250万人が食料を必要としている。

19日にマニラで会見したWFPのカズン事務局長は「道路の寸断された地域や離島などで、まだ多くの人々に食料が届いていない」と述べた。

   (ヤフーニュース からです)

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台風30号でフィリピン稲作地帯の3分の1が壊滅、FAO
AFP=時事 11月20日(水)13時25分配信

【AFP=時事】国連食糧農業機関(Food and Agriculture Organization、FAO)は19日、今月フィリピンを襲った台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で同国の稲作地帯の3分の1が壊滅的な被害を受けたと発表し、作付けをし直す必要がある農家への緊急支援を呼び掛けた。

 台風30号の襲来時、フィリピン中部はイネの収穫期で、二期作目の作付けにも大きな影響が出た。倉庫なども多くが破壊され、貯蔵されていた米にも大きな被害が出たとみられている。

FAOは作付けできる時期のうちに至急支援が必要だと訴えた。

 FAOの緊急復興支援部のドミニク・ブルジョン(Dominique Burgeon)部長は「フィリピン全域が食糧支援に頼る事態を避けるためには今、痛手を受けた農家を援助し、12月下旬までに作付けのやり直しや新たな作付けを行う必要がある」と声明で述べている。

FAOはイネやトウモロコシの種とともに、農作業器具や肥料なども提供する予定だ。次の収穫時期までの間をつなぐ野菜の種も供給する。【翻訳編集】 AFPBB News

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